栗原遺跡の竪穴住居跡(練馬区登録史跡):近隣の見どころ・観光

栗原遺跡の竪穴住居跡(練馬区登録史跡)


東京都練馬区氷川台1丁目3
都立城北中央公園内


 栗原遺跡は、昭和三十年(一九五五)に立教学院総合運動場造成の際、発掘調査された遺跡で、このあたりの旧小字名栗原を遺跡名としたものです。

 昭和三十年から三十一年にかけての調査では、赤土(関東ローム層)の中から、黒曜石製の打製石器が出土し、今から一万年以上前の旧石器時代から、この地で人々が生活していたことがわかりました。また、縄文土器が出土すると共に、弥生~平安時代の竪穴住居跡が発見されています。このあたりは、石神井川と田柄川に挟まれた台地であり、日当たりもよく、生活に欠かせない水の得やすい土地であったため、長い間、人々が生活していたことが偲ばれます。

 復元された住居跡は、八世紀初め頃(奈良時代初め)のもので、昭和三十二年(一九五七)東京大学教授、藤島亥治郎博士の設計により建てられたものです。発掘された竪穴住居跡は、地表から約五十センチメートルの深さに掘られ、北側に粘土のかまどが築かれていました。柱穴は四箇所あり、復元の際には、径約二十一センチメートルのケヤキ丸太を主柱にし、梁・桁にスギ丸太を用い、カヤを葺いて復元しています。

 この復元住居跡は、奈良の都の華やかさにくらべ、当時の地方農民の暮らしぶりがどんなものであったのかを語りかけてくれます。

 現在は、東京都が用地と復元した竪穴住居を管理しています。

 平成二十二年三月

練馬区教育委員会


 石神井川沿いに都立城北中央公園があります。緑の中に野球場やテニスコート、運動場などがあり、ランニングをする人、スポーツする人、散歩の人などが集まります。

春には花見でにぎわい、川は桜の花びらで水が見えないほどになります。


 この公園の中に、栗原遺跡の竪穴住居跡があります。いつも静かですが、たまに民謡の練習をされている方もいます。