股関節痛

 股関節痛には大腿骨頭無菌壊死・股関節骨折・股関節の変形性関節症・関節リウマチなどがあります。


・大腿骨頭無菌壊死

 大腿骨頭への血管供給が安定せず、障害されやすくなる。表面全体の大部分が関節軟骨で覆われ、血管がここから侵入できない。血液供給は限られた空間から行われ、わずかな側副循環がある。危険因子は骨折、ステロイド療法、飲酒、痛風、糖尿病、鎌状赤血球貧血、ゴーシェ病などである。


・股関節骨折

 小転子遠位部の5cm下の大腿骨骨折。関節包内骨折は、股関節包と大腿骨の付着部の近位で起こる。転子下骨折は近位大腿骨の最遠位部(小転子の下)で起こる。関節包外骨折は股関節包遠位部で生じる。


・股関節の変形性関節症

 変形性関節症は機械的な刺激を化学的なプロセスで修復を試みようとした結果、骨構造が異常になるもの。危険因子には加齢、肥満、職業、性などがある。


・関節リウマチ

 原因不明。股関節の障害は、可動性に支障を来すため特に破壊的な疾患となり得る。早朝に滑膜組織と関節の破壊が起こることがあり、その後よく知られる変形が生じる。